みなさんカーライフをフルスロットルで楽しんでますでしょうか?
霞翔太郎(かすみ しょうたろう)です!
日没時間になりヘッドライトを点灯してみても、何故か暗い気がしてクルマから降りて見てみるとヘッドライトの片目が消えていたことはないでしょうか?
ヘッドライトが点灯しないまま運転することは大変危険です。
今回は夜の運転に必需品であるヘッドライトのバルブについてアップしていきます。
- 最近夜の運転が見づらくて困っている人
- ヘッドライトのバルブ交換を検討している人
- バルブの種類が知りたい人
- ヘッドライトが点灯しなくなってしまった人
目次
ヘッドライト交換は主に2種類

ヘッドライトの交換は主に2通りあります。
バルブ交換
ヘッドライトの中にあるバルブと呼ばれる電球のみを交換する方法。
片方のライトが点灯しなくなった等のトラブルはバルブ自体が寿命を迎えてしまっている可能性が高いのでバルブ交換をおこないます。
ほとんどの場合、バルブ交換のみで解決することが多いです。
ヘッドライト自体交換
ヘッドライトごとクルマから取り外し、新しいヘッドライトを取り付ける方法。
事故などでヘッドライトが損傷を受けてしまい、点灯しなくなった場合などはこの方法で交換します。
こちらはかなりの大がかりな作業のため費用も高くなります。

今回はバルブ交換について詳しく紹介していきます!
バルブの種類

ハロゲン
ハロゲンライトとは電球内部に不活性ガスとハロゲンガスを封入して、フィラメントに通電した際に発光する光を利用してライトです。
自動車の世界では、1980年代に普及されたといわれています。
現在も自動車用ヘッドライトの主力光源として多くのクルマに使用されており、最大のメリットは交換費用が安くて手軽ということ。
寿命は使用状況にもよりますが、約300~500時間ほどです。
HID(ディスチャージライト)
フィラメントの発光に頼らず、発光管と呼ばれる容器のなかに一対の電極が配置され、蛍光灯のように電極間で放電するときの発光を利用しています。
明るく消費電力が小さいことが最大のメリットであるため、ハロゲンライトからHIDに交換されるドライバーも多いです。
HIDは点灯や消灯を繰り返すと、寿命が極端に短くなるという特性があり、ライトの交換には3~5万円以上かかるケースもあります。
LED
LEDライトは小糸製作所が開発致しました。
当初はハイブリット車や電気自動車での使用を想定されていましたが、消費電力が小さいことから現在では、一般的なガソリン車にも装着されています。
点灯した瞬間に最大光度を得られて、ほぼメンテナンスフリーであることが最大のメリットです。

愛車のランエボⅥもLEDライトを装着しています!
選ぶ時のポイント

ヘッドライトを交換する際にまずはライトを選定する必要がありますが、その際に色々な用語が箱には記載されており、何を指しているか分からない事も多いと思います。

なんとなくで購入すると前よりも見づらくなることもあり得るので注意が必要です!
今回は選ぶときのポイントを解説致します。
バルブ規格
バルブとは簡単にいうと電球部分を指します。
このヘッドライトで使用されているバルブは基本的には5種類あり、車種によって適合が違います。
- H4 ひとつのバルブでハイビーム/ロービームが切り替わるタイプ
- H9、HB3 ハイビームで使用されることが多い
- H11 ロービームやフォグに使用されることが多い
- HB4 ロービームに使用されている
ここで注意して頂きたいのが、純正でHIDを採用する車種だと上記の5種類以外にも形状の種類があります。
- D2 明るさを増す性質を持つ水銀を使用しているバルブ
- D4 水銀フリーのため環境に配慮したタイプですが、D2に比べると若干明るさが落ちます
D2Rなどの末尾に「S」「R」「C」といったアルファベットが付くタイプがあり、こちらは「S」プロジェクターヘッドライト用、「R」プロジェクター以外で使用、「C」シェードの取り外しが可能なため両方に対応といった意味になります。

純正バルブと同じ規格を選ぶようにしましょう!
ルーメン
ルーメンとはライトの発する全方向の光の総量を表わしています。
ここではこの全方向という言葉がポイントになってきます。
それは実際にクルマに装着したときに、バルブから発せられた光が全て地面に届くわけではないという事です。
つまり、配光(リフレクターで反射させたり、プロジェクターで集光させたりすること)がしっかり出ていないと、結局は路面に届く光は少なくいので暗くなるということになってしまいます。

ルーメン値が高い=明るくなるとは一概に言えないので注意が必要です
ケルビン
ケルビン(K)とは色味を表わす数値となります。
数値が低いほど赤みが増し、高くなれば青味が増して光量は落ちていきます。
太陽光の白色は5000K~6000Kにあたります。
ケルビン数は車検にも大きく関係しており、ケルビン数が低すぎたり、高すぎたりすると車検に通らない可能性があります。
ヘッドライトは4000~6000K、フォグランプは3000~6000Kの間で選ぶと良いと言えます。

実際には検査員の判断になるため確実な数字はなく、あくまでボーダーラインということを覚えていて下さい
ケルビン数を上げることで光の色味は白色になっていくので見やすくなりますが、雨の日では逆に光が雨で分散されてしまい見づらくなるため注意が必要です。
まとめ
クルマのヘッドライトは夜間走行する際に進行方向を照らすほかに、他の車両や歩行者、自転車に対して自車が近づいていることを知らせるためにも必要です。
ヘッドランプ切れ違反は「違反点数1点・反則金7,000円」が課せられることになります。
夜間走行は昼間走行に比べて死角も多く、他の車両も少ないことから速度も出がちになるので、危険を早く発見するためにも視界を良くすることが非常に重要になります。

次回の記事でまたお会いしましょう!
