みなさんカーライフをフルスロットルで楽しんでますでしょうか?
霞翔太郎(かすみ しょうたろう)です!
クルマを乗っていると避けられないのがタイヤの摩耗です。
私はタイヤを初めてタイヤ交換する際にはどのタイヤを選べば良いか分かりませんでした。
今回はタイヤの交換目安と選び方を解説していきます。
それでは Here We Go!
- タイヤ交換を検討している人
- タイヤの選び方を知りたい人
- タイヤの交換目安を知りたい人
目次
タイヤの交換目安

タイヤは走行をしていくうちに摩擦ですり減っていきます。
交換目安はあらかじめタイヤには溝が掘ってあり、その溝があと何ミリ残っているかで判断します。
即交換が必要
タイヤの側面にはスリップサインという三角形のマークがあります。
タイヤが摩耗し、溝の深さが1.6mmになってしまうとスリップサインはタイヤの表面と同じ高さになります。
ブリヂストン | タイヤの溝深さについて https://tire.bridgestone.co.jp/about/maintenance/groove-depth/
この状態はこのタイヤでは走行時にスリップを起こしやすいことを知らせており、早急なタイヤ交換が必要になります。
車検では、溝の深さは保安基準の1.6mm未満の場合は通りません。
走行距離で交換する目安
タイヤのサイズにもよりますが、一般的にはタイヤのゴムは走行距離5,000kmにつき1mm摩耗すると言われています。
新品のタイヤはブランドやサイズにより異なりますが、溝は約8mm位あります。
クルマの状況や路面状態によりますが新品タイヤに交換後、32,000km(6.4mm×5,000km)が使用限度の目安となります。
但し、この計算はあくまで机上の空論ですので、走行していて少しでも滑りやすいと感じることがあれば、32,000kmに達していなくてもタイヤの交換をおすすめします。
使用年数で交換する目安
タイヤはゴム製品なので、溝が充分にあったとしても時間の経過とともにゴムの状態は劣化していきます。
ゴムが劣化したまま走行するとタイヤが突然バースト(破裂)する場合があり、自分だけではなく、他のクルマを巻き込む重大事故につながる恐れがあります。
使用開始後約4~5年経過しているタイヤは交換をオススメします。
溝の深さでの交換の目安
タイヤの溝が1.6mm(乗用車の場合)あることが、保安基準にて定められています。
スリップサインが出た状態でタイヤを使用することは危険であるばかりではなく、整備不良として道路交通法違反として処罰される可能性があります。
溝が1.6mm以下になってからでは遅いので、目安としては制動距離が大きくなる4mm以下になった際にタイヤ交換をオススメします。
タイヤの選び方

実際にタイヤ交換を検討される際にそのクルマに合ったタイヤサイズを選定する必要があります。
タイヤのサイズについては下記の様に表示されています。

こちらの画像は私のクルマのタイヤサイズ画像になります。
刻印されている数字が何を表わしているのかを1つずつ解説していきます。
表示例 225 45 R 17
タイヤの幅(太さ) タイヤの断面幅をmmにて表わしています
偏平率 数値が小さいほど断面の薄いタイヤ、大きければ厚いタイヤになります。
タイヤの構造 Rはラジアル構造を表わしています。
タイヤ内径 ホイールのリムの直径をインチで表しています。

偏平率については薄い方がスポーティーに優れ、厚い方が乗り心地に優れています。
ほとんどのタイヤメーカーのタイヤには側面にメーカー名とサイズが記載されていますので、現在履いているタイヤと同じサイズのタイヤを選んであげると良いでしょう!
タイヤの種類

タイヤにはシーズンや状況によって使い分けられるようにいくつか種類があります。
サマータイヤ
サマータイヤとは普通のタイヤ(ノーマルタイヤ)を指します。
サマータイヤという名前ですが、降雪地域以外では通年で使用することが可能です。
サマータイヤは通常の路面を走行出来るように特定の性能に偏らず、バランスが取れているという点に特徴があります。
スタッドレスタイヤ
スタッドレスタイヤとは冬用タイヤの事を指します。
雪道を走行することを目的としているスタッドレスタイヤはサマータイヤよりも柔らかいゴムを使用しています。
目の前にあるタイヤがスタッドレスかどうか知りたい場合には、タイヤの側面をチェックすると「STUDLESS」という刻印を確認できます。
スタッドレスタイヤはサマータイヤよりも溝の深さがはるかに深くなっているため、雪道では安定した走行が可能ですが、濡れた路面ではこれらの溝の深さはほとんど意味がなく、スピードが上昇すると「ハイドロプレーニング現象」が発生しやすくなるので注意が必要です。
オールシーズンタイヤ
オールシーズンタイヤとはサマータイヤとスタッドレスタイヤの中間にあたる性能を持つタイヤのことです。
真夏の乾燥路から軽い雪道までの走行に対応しています。
季節の変わり目に交換する必要が無く、オールシーズンに使えて便利なタイヤですが、サマータイヤよりも燃費性能が低く、スタッドレスタイヤよりも走行可能な雪道は限定されてしまいます。
タイヤのメンテナンス

タイヤは消耗品ですが、少しでも長持ちさせるためのメンテナンス方法を紹介します。
月に1度の空気圧チェック
タイヤの種類やサイズが同じでも、クルマによって空気圧が異なります。
最適な空気圧はメーカーが車種ごとに決めており、指定空気圧といいます。
指定空気圧の数値は運転席のドア開口部付近など目立つ場所に記載されていることが多いです。
タイヤ接地部のたわみの状態から空気圧が不足していないか日常的に点検を行い、月に1度はエアゲージで測定して空気圧を調整しましょう。

空気圧調整は指定の数値を下回らず、上限は10%程度にとどめましょう!
タイヤローテーション
タイヤローテーションとは、今履いている4本のタイヤ装着位置を入れ替えることを言います。
タイヤの減り方は、クルマの駆動方式や装着位置などにより前後で減るスピードに差が出てきたり、左右で偏りが生まれてしまうことがあります。
タイヤが不均等に摩耗していくことを偏摩耗といい、乗り心地を損なうだけではなく、走行で必要なグリップ力の低下やタイヤ自体の寿命を縮める原因となります。
ローテーションは半年に1度か走行距離5000km程度がおこなう目安となります。

タイヤによってはローテーションの方向が指定されている場合があるので注意が必要です。
タイヤワックスを使用する
洗車時にタイヤワックスを使用してタイヤを洗うことオススメします。
タイヤワックスにはタイヤの汚れを防止したり、太陽光や紫外線などによって起こるひび割れを防いでくれる役割があります。
よく目にするアジアンタイヤはどうなのか?
最近はタイヤ専門店やカー用品店でよくアジアンタイヤを良く目にすることが多いと思います。
アジアンタイヤとは日本以外のアジア諸国(中国、台湾、韓国、シンガポールなど)で生産されたタイヤのことです。
ひと昔前ではアジアンタイヤは「安かろう悪かろう」という認識でしたが、現在では各メーカーの企業努力により国内メーカーのタイヤに負けない実績を積み上げてきています。
おすすめのアジアンタイヤをご紹介します
1941年に韓国初のタイヤメーカーとして創業されました。2022年では韓国内約45%のシェアを持つ、世界販売第7位という韓国最大のタイヤメーカです。BMW、フォルクスワーゲン・アウディグループ、フォード、ゼネラルモーターズに採用されています。
ナンカンは台湾のタイヤメーカーです。現在はスポーツタイヤからスタッドレスタイヤに至る様々なタイヤを製造しています。横浜ゴム株式会社と技術提供契約を結んでおり、日本との関係は深いタイヤメーカーです。
1960年に設立された韓国の老舗タイヤメーカーです。日本法人であるクムホタイヤジャパンは1977年に設立され、約40年の日本での販売実績があります。BMWや日産を始めとした20社以上の自動車メーカーの新車装着実績があります。
アジアンタイヤは国内タイヤに比べるとコストが安いことが最大のメリットなのでスポーツを走行したり、年間走行距離が多くてタイヤのコストが負担に感じている人にとっては大変おすすめです。
まとめ
タイヤは唯一道路と接地しており、乗車している人達の命を載せている大切なパーツです。
僕も一度コスト重視のタイヤに変更した際に、ロードノイズが酷かったこととタイヤ寿命が短かったことで失敗した経験があります。
タイヤは4本必要なパーツなので決して安い買い物ではありません。
しかし、命に関わる重要なパーツですので交換の際にはコストだけではなく、性能面も充分に検討して頂くことをおすすめ致します。

次回の記事でまたお会いできるのを楽しみにしています!

